5月30日 Harlem, Duane Pitre

Harlem観光。Memorial Baptist Churchで礼拝見学。200人くらいの観光客に対して、地元の信者は30人くらい?ヴァケーションに行っちゃったのかな?牧師も嫌みか非難かユーモアか分からないようなことを観光客に言う。いろんなアンバランスを含めて礼拝とコンサートの関係を今更ながら考える。
The Studio Museum in Harlem
ハーレムの現代美術館。ほとんどは黒人の作家で、他に白人による黒人問題を主題にした作品が少し。直裁な政治的表現からミニマル、コンセプチュアルまで満遍なくテーマ別の展示。ここでは色が問題だから、まさしく絵画の問題だったりするんですね。では黄色はどうなるか。エイドリアン・パイパーはやはりずば抜けて面白い。気になった作家、Romare Bearden、Leslie Hewitt、Al Loving、浮世絵の顔を黒くしたIona Rozeal Brown。
Duane Pitre, Kyle Bobby Dunn
@ Zebulon
知らない人を見に行ったつもりだったが、Duane Pitreの6重奏は知り合いばかり。Just Intonationによるスケールを使ってラップトップ、Vn、Vc、Cb、ダルシマー、ハープによる即興的な演奏。散発的な音からドローンに移行していく。若い演奏家ばかりだか、本当にうまい。うまいというのはピッチや楽譜を正確にやるばかりでなく、コンセプトを理解し、適切なアーティキュレーションを付加でき、他の音を聴いて即興もできてしまうということ。次のKyle Bobby Dunnはギターとヴァイオリンをプロセッシングして、ドローンの重なり合う、アンビエント。確かにあまり面白くなかったが、前の演奏家も客もほとんどが始まる前に帰ってしまう。友達関係だけで成り立っている状態はあまり好きではない。若いうちはいいが、そのあとが大変。