6月6日 Karol Armitage

Walter De Maria: The New York Earth Room
なんだか知らないがもの凄く暑い部屋で、土の周辺は少し黴びている。床が土の重さに耐えられなくて真ん中がへこんでいるのかと思ったが、そういうことはないみたい。金色の棒と違って、土そのものなので、崇高とかとは無縁で気持ちよい。
Sergei Tcherepnin "A Queer Balance"
@ AUDIO VISUAL ARTS
小さな画廊でのサウンドインスタレーション。スピーカーからとピエゾで鳴らす日用品(水差し、鍋など)でゆっくり変化する持続音。音がそれ自体で変化していくのと、耳の位置による音の変化の境界。ただこのコンセプトにはマリアン・アマシェという先駆者がいる。アマシェのライヴの強烈な体験を思い出してしまう。
Armitage Gone! "Three Theories"
@ Cedar Lake Theater
相対性理論、量子力学、弦理論にインスパイアされたダンス。やはりいい加減な解釈に過ぎないが、情緒や表出と無縁でひたすらエネルギッシュに動き回るダンスは悪くない。とはいえ結局のところ面白くしているのはリス・チャタムの音楽。一番前で見ると、バレエって表情が難しい、と思ってしまった。ダンサーに蹴りを入れられる。