5月17日 Stuart Sherman, Charlemagne Palestine, i-CubeX

Stuart ShermanとCharlemagne PalestineをEAIのViewing Roomで。ここは何時間あっても足りない。Shuermanは13th, 7th, 8th Spectacle。8th(1979)の段階でテーブルトップシアター+カセットという形式は確立されている。13thではカセットの音との関係が重視。7thは子供を含む大量の人が一人づつ出てきて、小道具を使った一芸をやる(リハーサル臭いが、フィルム用に撮ったのかも知れない)。素材同士の関係を他の素材に転写するというのが基本的な考え方。素材には日常の物体の他、所作、音、数が含まれる。Charlemagne Palestineのヴィデオ作品もここには大量にあり、"Body Music I, II"(1973-74)と"Dark Into Dark"(1979)を見る。Body Music Iは四角い狭い部屋の中で、本人がうなりながら正座の状態から、痙攣し、歩き、走り、壁に激突するトランスのプロセス。カメラは部屋の中央から追う。プライヴェートな儀式を撮影するということにうさんくささは禁じ得ないが、それに対する回答がBody Music II。本人が今度はカメラを持って、うなりながらいくつかの部屋を周回する。だんだん早くなりぶっ倒れて終わり。憑依が主体と客体の間できちんと位置づけられているのに感心する。I にはぬいぐるみ、IIには蝶の模型(?)による妙なオープニングタイトルがついている。Dark Into Darkは暗闇中でぶつぶつわめく本人にだんだん照明を入れていき、最後にはまた真っ暗になるプロセス。結構怖い。

Sensor Technology with the i-CubeX
@ Harvestworks
Infusion Systemsの社長のAxel Mulderによるワークショップ。顔を一度見てみたかったのと、Biomuse系を試してみたかったので行った。初心者向けの内容なのですることなんてないのだが、BioWaveを試せて良かった。ただ脳波が正しく検出されているかなんて本人にも分からない。筋電、脳波を拾うにはこれが一番安上がりな方法なんだろうか。