4月11日 Cardew, Feldman, Glass

The Cardew Object
@ The Tank
告知には何かライヴもやるようなことが書かれていたが、行ってみるとNew Schoolでやったワークショップの先生と学生によるディスカッション。客は2人しかおらず当然のようにディスカッションに加わるが、もう一人のどこかの学校の先生はすぐ帰ってしまった。結局部外者ひとりの状態で日本でやったカーデューのプロジェクトについて話す。彼らの関心はオーガニゼーションのありかた、教育のあり方、音楽がどうポリティックスに関われるかで、例えばなぜ"The Great Learning"をやってマオイズムの学習をわれわれはしないのか、などということが俎上には上がっていたが、突っ込んだ話までは至らなかった。学生達は概して自分の経験の範囲を超えて話すこともないし、教育というものに対する楽観も感じられる。ちょっとキツいことも言ってみたりしたのだがどのくらい通じたのか、どうか。先生達はマルクス主義自体には基本的に批判的、学生はそもそも関心を持っていないのかな。3時間ちょっと。(企画の呼びかけ人はここからhttp://www.ultrared.org/
これが割と早く終わったので新しいIssueに
Morton Feldman String Quartet No. 2
@ Issue Project Room
11時からやっていたのを4時から見る。5時40分に終了。ということは6時間40分。Ne(x)tworksによる演奏。どうも演奏者は全員6時間弾きっぱなしだったみたい。こうやって集中して聴くと、意外と普通の展開を持つ音楽だな。同じリズムの繰り返しの部分が一番細かいディテールを感じることができる。だが6時間聴き通す自信はない。
Signal Performs Philip Glass' Glassworks and "Music in Similar Motion"
@ Le Poison Rouge
マイケル・リーズマンがゲストキーボードで管8、弦2のアンサンブル。Glassworksはニューヨーク初演なそうな。近年の映画音楽はニューヨークで聴こうとも許容できる音楽ではないが、改めて聴くと"Music in Similar Motion"はもちろん、Glassworksもまあまあ。ただグラスは生で見ると演奏者の疲労が見えて辛いし、完璧でない演奏は落ち着かない。管で演奏する必要があるのかどうか。