2月20日 Xenakis, John Cage

WAHCenterでミーティング。
Daniel Teige's Xenakis interpretations
@ Diapason Gallery
同会場でのDaniel Teigeによるクセナキスの電子音楽の8チャンネルリアライゼーション・ライヴを録音したものをインスタレーションとして公開している。ここのサウンドシステムはアナログ向きではないし、経験からいって、クセナキスは大きめの空間が良いかな。

Avant Music Festival/Works by John Cage
@ The Wild Project
他にも知り合い関係でいろいろ行きたいコンサートがあったが、結局全然知り合いでないここに。現代音楽祭の1日、といってもニューヨークでは2つ以上のコンサートが関連する場合はフェスティヴァルと呼んでしまうことが多い。だからフェスティヴァルの数は異常に多い。助成金をとる都合かもしれない。STスポットを大きくしたような劇場に客がちらほら、ほとんどが演奏者の知り合いの様子。One4, String Quartet in Four Parts, One9 + Two3, Songbooks + solos from the Concert for Piano and Orchestra。演奏者はだいたい20代、何人かは30代に見える。解釈も意欲的だし、そこそこ上手ではあるが、おとなしい真面目な演奏。新しいものを見せようという意欲がケージの演奏はこういうものという先入観に覆われている印象。日本で大学を出たばかりの演奏家にこれができるとは思わないけれど。Songbooks は面白い曲だとあらためて思うが、演奏者は声や楽器の扱いには長けていても、演奏中に普通に歩けなかったりするので(記号的に歩いてしまうので)、演出が必要なのだろう。