1月16日

チェルシーの画廊巡り
今日まわったのは半分くらい。目当てのAnthony McCallは相変わらず素晴らしく、Hans Haackeの作品の美術から外を糾弾しつつ、それが美術の問題に反転するさまに感動する(大きな扇風機の作品が中心。)でも特に新しい出会いはない。アジア系の作家はまさに売りに出されている感じだが(日本人はおらず、中国人、韓国人)大きなところで売られているのは所詮エキゾチシズムで、グループ展で面白いものがちらほら。
New York City Ballet: SHORT STORIES
ロビンス、バランシンプログラム。Fancy Free ダンサーは下手。オケはだらだら。こんなのでしつこくカーテン・コールするんじゃない。Prodigal Son オケは相変わらずたるいが、振付けのアヴァンギャルド振りは今見てもすごい。1場と3場をカットすれば文句なし。Firebird 曲は100回以上聞いているが、はじめてバレエと話を知った。おバカな話なのに驚く。魔王の手下のいい加減な踊りが一番ダンスの喜びを感じさせる。シャガールの美術はなかなか。既成概念の打破から始まったバランシンがニューヨーク・シティ・バレエというエスタブリッシュを作り上げたという屈折に思いを馳せました。