5月11日 Deborah Hey, Kathleen Supové

Neil Rolnickとミーティング。アーティストがコミュニティーを形成すること。中国の話をいろいろ聞く。
NYPLでDeborah Hey "Group work"と"If I sing to you"のヴィデオを見る。"Group work"(要するに「無題」なのだろう)の方は15人くらいのダンサーがわらわらするだけのとんでもない作品。おそらく部分毎にインストラクションがあり、それに従って即興をしているのだろう。膝と肘が少し曲がった状態が基本。脱力ではなく、ある力がいつも入っている状態で、ずっとウォームアップを見ているようなものだが、どこをどうしたらここまで豊穣な世界が開けるのか。音は素材を限定したヴォイス・パフォーマンス。"If I sing to you"の方はもう少し分かりやすく(記述しやすく)、厳密に振付けられているのかもしれない。6人によるマリオネットのような動き、声と動きも関係が分かりやすい。どちらにしてもデボラ・ヘイは現存する最高の振付家であることを確信。

Kathleen Supové
@ The Stone
シアトリカルなピアノ・ソロ2曲(1曲は打ち込み伴奏)とElan Vytalのターンテーブル、Ryan Brownのギター、ベースが入ったドビュッシー・リミックスとインプロヴィゼーション。