4月16日 Lampo

Museum of Contemporary Art, Chicago
1970-1980年代のコレクション展。ミニマリズムやコンセプチュアリズムをほぼスキップして「中心の喪失」に焦点をあてた展示。Vito Accontiの地下室に入るやつを叩きのめすヴィデオをのぞけばろくなものではない。もうひとつはアーティストのスタジオ制作に焦点をあてた現代作品。芸術外の評価としてケントリッジやジャーに注目するのは分かるが、芸術作品としてこれはなんなのか。昨日見た学生の作品と何が違うのか。セキュリティーは作品に近づくな、とぎゃーぎゃーわめくが、学生達のスタジオにある分にはこれは何ものでもない。美術館の権威だけで美術が成り立っているのはアイロニー以前。

ACCのグランティのTangとミーティング。彼女の質問は伝統に対する日本人と中国人の距離感の違い。まさしく中国人とじっくり話し合ってみたいテーマ。彼女がやっているのは一般家庭で展示をおこなうプロジェクト。だから芸術がおもしろくなるわけではないにしても、少なくとも試されるだろう。

ADACHI Tomomi solo
@ Lampo (Columbia College)
客も大勢だけど、終わってからこれほど話しかけて来るというのもニューヨークではありえないこと。