3月5日 Armory Show, Volta, Object Collection

アート見本市を2つ駆け足で。
Armory Show
modernとcontemporaryに分かれていて、modernでは普通にデ・クーニングなんかが売られている。とにかく膨大な出品数で数打ちゃ当たるので、面白いものもちらほら。アメリカにもどうでもいいシュールレアリズム風の絵画が一杯あるんですね。こういうものは美術館に出てこないからな。あと2匹目のどじょうを狙った作品も大変多い。これも美術館に出てこない。ここに来てから写真の質が高い気がしている。もしくは私の関心は写真とキネティック・アートに向かっている。ドイツのギャラリーのエリアに行くとほっとするのは、毒されているのでしょうか。

Volta
こちらの方がギャラリーの数も少なく、個展形式なので落ち着いて見られる。ギャラリストも殺気だってない、のんびりしている。


Object Collection
@ Issue Project Room
Travis Justの作曲によるテーブル・ギターのアンサンブルを中心とした作品集。ステッィクとe-bowによる開放弦の演奏が中心。最初は狙いが分からなかったが、そのうち時間軸上にパルスの配分しているのだと気づく。最後の一曲ははさみやゴミ袋や譜面台といったありあわせの物体を3人でひもで引っ張る曲。ひものところどころに印がついており、それが引っ張るスピードや、リズム、休符を意味している。物体が床をさまざまなスピードで動いていくだけで、素晴らしく美しい「音楽」。
Travisから聞いた話でリチャード・フォアマンはもう演劇の演出はせず、映画に専念するとのこと。ちょとショッキングな情報。