2月16日 Trisha Brown, Variations VII

Trisha Brown Dance Company 40th Anniversary Lecture Series
@ Dance Theater Workshop
Diane madden, Julie Martin and Trisha Brown
1980年のOpal Loopの再演に向けてのトーク。中谷芙二子とのコラボレーション作。再演の振付けはDiane Maddenが担当しており、ディテールに終始するブラウンの言葉と、整理されたMaddenの言葉の違いが面白かった。とはいえブラウンの言葉が1980年でもそうだったという保証はない。初演の映像も少しだけ紹介されたが、素晴らしいのひとこと。他にUnstable Molecular Structureについての言及。ヴォキャブラリーをブラウンが作り、そのヴォキャブラリーをもとに各ダンサーが即興することで構造を作るというもの。この時期のブラウンを読み解く上で重要。音楽に応用できるでしょうね。というより60年代後半のウォルフの音楽に近い。
終わってからJulie Martin とVariations VIIの件でしばらく話す。そこで確認したこと。VIIはVとVIとの関連で考えられるべきで要点はin the air の音だけを使うElectronic Musicにあること。Wish Listはケージの思いつきで実際にすべてを使った訳ではない。特にケージが操作したものはとても少なかった。VIIがVIの楽譜を使用して作られたという事実はない。