3月31日 Mills, Headlands Center for the Arts

10時にエドワードに送ってもらってMills College。瀟酒な建物。広大な敷地に学生が構内に住んでいるのはアメリカの田舎の大学ではどこでも同じだが、ここは都会からそれほど離れていない。John Bishoffのクラスでレクチャー。荷物が届かないのでDVDと生声のパフォーマンスで乗り切る。活発かつ比較的頭のいい質問もアメリカの大学どこでも同じ。女子大だが院生のクラスだと男が大半。それにしてもここのファカルティの質の高さは驚異的。レクチャーが終わってから次の講義のために椅子を並び替えているおばさんがマギー・ペインだったりする。日本よりだいぶ高めの学食でJohnと昼食。Jamesにこの機会に会いたかったが、つかまらず、電話で少しだけ話をする。
3時に荷物が届く。ただの配達屋ではなく、間違いがないか確認があった。
夕方、土砂降りの中ゴールデン・ゲート・ブリッジの向こうのHeadlands Center for the Artsに。橋を渡ったとたん、ガガとした山並み。火口のような窪地、もと駐屯所に何件かの建物があり、10数人のアーティストが滞在する。近辺から通う人たちのスタジオもあり、体育館にあるエドワードのガラスの演奏セットを見せてもらう。水で純正調にチューニングされたグラス、花瓶をさまざまなやり方で演奏。はっきりとパーチとカウエルを継承する音楽。メインの建物でディナー。となりに座ったアーティストがなんとACCのグランティで、ようやくここがACCのサポートしている、そして知り合いも一杯来ているAIRだと気づく。世の中狭い、というより世の中意外と選択肢が少ないということか。阿蘇山の火口のような所で作品を作るのってどうなのだろう。車がないとどっちみしどこにも行けないので、夕食はここでみんな一緒に食べるそうです。