2月11日 Judson Dance Theater, S.E.M. ENSEMBLE

NYPL for performing artsでBreaking ground Judson Dance Theater and beyondのヴィデオを見る。初期の作品と近年のMovement reserchの系列の作品を並べた、1999年の公演の記録。再演のDavid Gordon "Chair"とYvonne Rainer "Trio A"だけが突出。Trio Aは良く目にするものではなく、7人の全裸の女性が星条旗をまとって踊る版。
S.E.M. ENSEMBLE / WORKSHOP - READINGS OF NEW WORKS BY EMERGING COMPOSERS & MAJOR NEW WORK BY SOMEI SATOH
@ Willow Place Auditorium
Jason Brogan/some breaths, Paul Fraser/zzzzz, Taylan Susam/mille regretz, Ji Sun Yang/Melody, notes, five, David Kant/Variations for Functions and Partitions of Time, Samuel Sfirri/ the undulating land, Somei Satoh/ The Passion
ブルックリンの小さな小学校の講堂にて、公募による若手作曲家の小品の試演が前半。後半が佐藤聡明の新作のオープン・リハーサルという趣き。前半に関してはヴァンデルヴァイザー全開。ニューヨーク・スクールの延長で捉えられているのは明らかで、まったくフェルドマンのように演奏する。ただし心情的な表現を交えたものから、フェルドマンの完コピまで傾向はさまざま。ケージと違って冬のニューヨークのセントラル・ヒーティングの轟音が邪魔になってしまう音楽なのが難点。David Kantの同じピッチをさまざまな楽器のロングトーンで演奏させ、それをサンプリングして細切れに再生する作品が傑出していた。あとはSamuel Sfirriのおそらくテキスト・インストラクションによる作品がそれなり。