12月20日

Richard Foreman "Idiot Savant"
@The Public Theater
リチャード・フォアマン作・演出、ウィレム・デフォー主演。オントロジカル・ヒステリックの定期公演ではないやつ。セント・マークス以外の場所でフォアマンを見るのは初めて。いつもより舞台装置が控えめ、セリフの比重が高く、ウィレム・デフォーのオーソドックスな名優ぶり(wooster groupの演劇法とかないんだろうか?)を前提に書かれているのだろうか。人格の多重性を巡る心理学的考察、もしくはその人がその人に「なる」とはどういうことか、といった内容か、アナーキーとしかいいようのない饒舌とユーモア。生真面目さが反転してジョークになってしまう瞬間。毎晩見たいくらい。舞台装置や衣装のゴシック趣味を引いてもこの舞台が成り立つのかどうか、そこが是非知りたい。
Douglas Henderson "Music for 100 Carpenters"
@The Boiler
同ギャラリーでおこなわれた、100人のパフォーマーによる30分のパフォーマンスをうまく記録して見せるインスタレーション。画廊主によれば、記録のDVDとパフォーマンスの痕をちゃんと売るつもりらしい。